Blockstream Jade は、ビットコインのメインネットだけでなく、テストネット(および regtest)でも動作します。ご注意いただきたいのは、PIN を使用して Jade にウォレットを保存した場合、そのウォレットはセットアップ時に選択したネットワークでのみ利用可能になるという点です。

ただし、メインネットで初期化された Jade をお持ちで、一時的にテストネットのウォレットを使用したい場合は、「Temporary Signer(テンポラリー署名者)」を使うことで可能です。Temporary Signer を使用すると、起動時にネットワーク(メインネットまたはテストネット)を選択する画面が表示され、PIN で保護されたウォレットは一時的にバイパスされます。

メインネットとテストネットを素早く切り替える

以下の手順は、PIN で保護されたメインネットのウォレットを使っているユーザーが、一時的にテストネットへアクセスするものです。

  1. Blockstream Jade を起動し、**「Options」、「Temporary Signer」**を選択します。
  2. **「Scan QR」**を選択し、Jade のカメラをバックアップリカバリー用の QR コード(例:SeedQR)にかざします。QRコードが認識されると、自動的に次の画面に進みます。または、リカバリーフレーズを手動で入力することもできます。
  3. 接続方法の選択画面が表示されたら、USB または Bluetooth(モバイルのみ)を選び、Jade を Blockstream Green アプリに接続します。その後、ネットワーク選択画面で 「Testnet」 を選択します。

補足:

Green のデスクトップ版またはモバイル版でこのオプションを表示するには、アプリ設定で Tテストネットを有効にしておく必要があります。

初期化されたウォレットをテストネットに変更する

すでにメインネットで初期化(PIN で保護)されたウォレットをテストネット用に切り替えたい場合は、工場出荷時の設定に戻す必要があります。

その後、通常のセットアップ手順手順に従い、ネットワーク選択画面で 「Testnet」 を選択してください。

このオプションを表示するには、Greenのアプリ設定で テストネットを有効にしておく必要があります。