Specterは、Bitcoin Coreをベースに構築された、使いやすく高機能なGUIツールです。特に、ハードウェアウォレットやエアギャップデバイスを活用したマルチシグネチャ構成に強みがあります。
このガイドでは、SpecterをBlockstream Jadeを用いて完全にエアギャップな環境で使用する方法を紹介します。(USB接続にも対応しています。)
- ウォレットの初期設定
- ビットコインを受け取る
- ビットコインの送る
前提条件
- JadeをQRモードで使用できるように準備します。
- Specterをダウンロードします。
ウォレットの初期設定
- QRモードにアクセスしてJadeのロックを解除します。
- Jadeのメニューで、「Options」 → 「Wallet」 → **「Xpub Export」**を選択します。これにより、JadeがxpubをアニメーションQRコードで表示します。
補足:
表示されるxpubは、シングルシグ・ネイティブSegWitウォレット用のものです。必要に応じて、「Options」 メニューからパスをNested SegWit(m/49'/0'/0')に変更できます。
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Specterを開き、「add a new device」 → **「Jade」**を選択します。
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**「Scan QR code」**をクリックし、Jadeに表示されたxpubのQRコードをSpecterで読み取ります。正常にスキャンされると、Specterがキー情報を自動で認識します。「Continue」をクリックして進めます。
Jadeの**「Options」**から異なるxpubを表示して再スキャンすることで、関連するキーをすべて追加できます。