SeedQRは、SeedSignerが開発した規格で、リカバリーフレーズをQRコードとして保存できるようにするものです。簡単に言うと、「12語または24語の単語リスト」の代わりに、QRコードとしてリカバリーフレーズを保管する方法です。
この規格を使えば、ユーザーはリカバリーフレーズを紙や金属プレートなどにQRコードの形で記録し、Jadeを使ってログインする際に、そのコードをスキャンするだけで、リカバリーフレーズログインを行うことができます。
🔒 注意:
SeedQRは手書きで作成することを想定しています。これは、スマートフォンやパソコンなどのオンライン端末にリカバリーフレーズが表示されないようにするためです。
オンライン環境でSeedQRコードをスキャンすることは絶対に避けてください。
Blockstream Jadeでは、以下の場面でSeedQRが利用できます:
SeedQRは、2つの形式でリカバリーフレーズをQRコード化します。
標準形式
各単語をBIP39リストの「番号(インデックス)」に変換し、それを1つの長い数字としてQRコードにします。通常のQRコードリーダーでもスキャン可能で、数字から単語への変換も比較的簡単です。
コンパクト形式
各単語の番号をバイナリ形式で表現することで、QRコードのサイズを35~40%小さくできます。ただし、専用のソフトウェアがないと読み取りや解読が難しくなるというデメリットもあります。Blockstream Jadeはこの方式に対応しており、よりコンパクトなQRコードをエクスポートして、安全に保管することが可能です。
標準形式(左)とコンパクト形式(右)